北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
Language
トップイメージ

教員の紹介

更新日:

E-mail

pinewood*eis.hokudai.ac.jp
*を@に置き換えてください。

専門分野

障害者臨床心理学

学部所属

教育心理学分野

学院所属

臨床心理学講座

専門領域

地域精神保健,臨床心理学,ケアリング論,障害者支援

研究テーマ

ケアの本質
地域に住む精神障害へのケア

研究の内容を表すキーワード

ケアリング・リカバリー・精神障害者・障害者支援・ケアコミュニティ

研究の詳細な内容

 私の臨床家としての原点は主に統合失調症を抱える方々との出会いとその学びにあります。ケアの担い手として関わってきた30年でありますが,彼ら彼女らの生き抜き,生ききる姿に,私がケアされながら今まで生きてきたという思いがあります。その人にとっての生きづらさ,生活のしづらさは何か,を教えてもらいながら,ともに生き抜き,生ききることを大切にして,出会いに感謝しつつ,ケアの場に身をおいてゆきたいと思っています。この「当事者に学ぶ」という姿勢は,研究においても同じです。具体的には,軸足をケアの担い手としての自分におき,事例研究や当事者の体験に学び,普遍を見出していく聴きとり調査,質的研究を行っています。やはり研究関心は,臨床における当時者とのかかわりから立ち上がってきます。地域に暮らす精神障害回復者の方々や、障害をもちながら働いたりして暮らしている方々,コミュニティとのかかわりもはいります。ケアの場というのは,きれいごとではすまない,あいまいでごちゃごちゃしていたり,目をそらしたくなるような状況にまみれることもあります。そのなかでケアリングの核ともなる利他の姿勢を貫くことは,そう単純なことではなく,容易なことではないと感じています。臨床実践においても研究においても,自分をごまかさないよう自問自答を続ける毎日です。

略歴

  • 1998年 北海道大学 教育学部 助手
  • 2006年 北海道大学 教育学研究科 助教授
  • 2016年 北海道大学 教育学研究院 教授

主な研究業績

所属学会

  • 日本臨床教育学会
  • 日本心理臨床学会
  • 精神障害者リハビリテーション学会
  • 日本精神保健看護学会

担当する授業

  • カウンセリング論
  • 臨床心理学・ケアリング特論
トップへ戻る